戦犯筆頭は塩見五輪局長だが、出世の後ろ盾になった有力都議と業界タニマチを暴け。
2016年12月号 POLITICS
そうは問屋が卸さない。ダジャレめいているが、築地卸売市場の豊洲移転で土壌汚染対策の盛り土をしなかった問題の“犯人”捜しと責任追及は、11月1日の東京都の第二次検証報告でケリがついたわけではない。小池百合子都知事はすでに10月14日、岸本良一中央卸売市場長ら現職幹部5人の更迭を発表したが、11月1日の第二次報告で名の挙がった8人は過去にさかのぼって部長級以上の責任を追及した第二弾と言える。そこでは09~11年の市場長、岡田至(現都歴史文化財団副理事長)と11~12年の市場長、中西充(現副知事)の元トップ2人が「最高責任者としての責を免れえない」と糾弾されている。あとは「職責を全うしていない」として、中央卸売市場の元管理部長の塩見清仁(現オリンピック・パラリンピック準備局長)、元基盤整備担当部長の加藤直宣(現建設局道路計画担当部長)、元施設整備担当部長の久保田浩 ………
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