「後見信託」強制する最高裁の大罪

高齢者のカネを毟る弁護士や信託銀と結託、親族を悪者にする最高裁は間違っている!

2017年2月号 LIFE

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「家庭裁判所の裁判官の説明を聞いても、合理性がどこにもない。私と弟が納得できずにいると、裁判官は『後見信託に入って下さい。もうすぐ私も定年退官です。何とか協力して下さい』と最後は泣き落とし。呆れてものが言えません」山田明氏(仮名・40代)は自分が利用を迫られた「後見制度支援信託(以下・後見信託)」について、憤懣やる方ない様子でそう話した。山田氏は有名私大を卒業し、現在は一部上場企業の管理職を務めている。両親が認知症になったのをきっかけに、山田氏と弟は家裁に成年後見制度の利用を申請、それぞれ父親と母親の後見人に選任された。現在、両親は同じ老人ホームで暮らしている。「私も弟も、無駄遣いせず両親の生活と資産を守るため心を砕いている。家裁に両親の財産目録や収支の状況をキチンと報告し問題を指摘されたこともない。なのに突然、家裁は『後見信託を利用して ………

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