崖っぷち「朝毎読」年間80万部減

三大紙で全体の8割を占める部数減。「新聞崩壊」は地方紙より売れない全国紙で進行する。

2017年2月号 DEEP [三大紙で全体の8割を占める部数減。「新聞崩壊」は地方紙より売れない全国紙で進行する。]

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新聞紙からインターネットに情報流通の重心が移る中で、日本新聞協会が発表した2016年(10月現在)の日刊紙の総発行部数は4327万6147部と、前年に比べ97万部の減少となった。マイナスは12年連続で沖縄を除く全ての地区で減った。日本ABC協会がまとめた16年11月現在の新聞販売部数も3789万3519部で、前年同月比99万部の減少となった。ABC部数で目を引くのは、読売新聞が同36万部減、朝日新聞が27万部減、毎日新聞が17万部減と、三大紙で全体の減少分の8割を占めている点だ。特にここ数年、比較的減少幅が小さかった毎日が大きく減らしているのが目立つ。都内の新聞販売店関係者によると、折り込みチラシの減少による収入減が販売店を直撃しており、この傾向は全国紙に顕著で地方紙の落ち込みは最小限にとどまっているという。 新聞協会の発行部数は1997年の5376万部を頂点に低落傾向が止まっておらず、1 ………

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