2017年3月号 DEEP [ディープ・インサイド]
熱狂的な白人労働者らの支持に応えるため、トランプ大統領は「米国第一」と称する政策を矢継ぎ早に打ち出した。まずは、オバマ前大統領を「否定」することが重要であり、国際協調や環境保護、人権重視の姿勢は転換された。反発は大きく、ツイッターには政府機関の「造反アカウント」が続々と現れた。造反続出のきっかけの一つは、1月20日の就任日に起きた国立公園局の反乱だ。トランプ政権は絶対に認めないが、就任式の参加者は歴史的レベルの少なさだった。公園局はこの日の午後、「人で溢れる09年」と「がらがらの17年」を比較する空撮写真を公式アカウントでリツイート。「嘘をまき散らす政権」に一矢報いたとみられる。問題のリツイートはホワイトハウスの指示ですぐに削除され、局内処分も検討されている。しかし、この「反乱」を契機に「 Rogue NASA(無法者の航空宇宙局)」「Alt EPA(もう一 ………
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