素晴らしすぎる収益を猜疑する海外投資家がゾロゾロ。気づかないのは卒寿会長の鈍感力か。
2017年4月号 BUSINESS
意外だった。この東証1部の超優良企業に対する疑惑の目が以前からこれほど広がっていたとは。本誌2月号で「超優良企業SMCと創業家の『怪』」を掲載した後、「我々もSMCの会計に疑問を感じていた」と本誌編集部には欧州や米国、アジアなど様々な国々の機関投資家から次々と情報が寄せられている。今や本誌は、SMCに関する情報を持ち寄る投資家や調査会社が“外部告発”のために集うサロンになったかのようだ。口火は昨年末に空売りファンド「ウェル・インベストメンツ・リサーチ」が出したSMCリポート。空圧制御装置の大量在庫を抱えている可能性や、創業家一族が大量の株式をりそな銀行に担保として差し出している理由が不可解であること、現預金の保有高が開示内容を大きく下回る疑いなどを指摘した。これとは別に、3年ほど前に筆者にも「SMCには損失の飛ばしがある」との内部告発が寄せられ、取材したこ ………
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