マンションでエレベーターの保守業者を替えたら、不可解な事実が次々判明。不透明なメーカーの体質に住民が振り回されている。
2017年4月号 BUSINESS [なめられるマンション管理組合]
「築11年の分譲マンションで、計画耐用年数25年のエレベーターの主要部品を交換しなければならないのはおかしいでしょ。それもエレベーターの保守点検業者を変更したとたんに発覚したんですよ」と憤るのは東京都内にあるマンションの住民だ。昨年の問題発覚から、製造元で保守管理会社も兼ねる「東芝エレベータ(東芝)」、マンション管理会社の「三井不動産レジデンシャルサービス(三井レジ)」、現在の保守管理会社「ジャパンエレベーターサービス城西(JES)」の3社と協議を重ねているが、半年経った今も問題は解決せず、紛糾が続いているという。「マンションは管理で買え!」とは不動産のプロの常識。住民が積極的に管理に関わってこそマンションの価値が保てる。とはいえ、エレベーターの保守管理は専門知識が必要で素人にわかりにくいのが実情。国土交通省も契約トラブルを防ぐため、昨年2月に ………
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