若手議員の「お勉強」で幕引きか、と思いきや、骨太方針でひょうたんから駒が出そうな勢い。
2017年5月号 LIFE
4月5日夕の自民党本部。教育財源確保プロジェクトチームで「こども保険」構想をプレゼンした小泉進次郎(36、衆院神奈川11区、当選3回)は、終了後も記者団にこう持論をぶった。「教育は未来への投資だから国債を出せばいい、と言うなら農業国債だって出してほしい。そもそも誰でもタダで大学に進める社会がいいとは思わない」首相・安倍晋三のお友達で文教族の幹部でもある党幹事長代行・下村博文らが旗を振る「教育国債」をバッサリ切り捨てた。この直前の首相官邸。小泉と村井英樹(36、衆院埼玉1区、当選2回)、小林史明(34、衆院広島7区、同)の30代トリオがこども保険の創設を直談判すると、官房長官の菅義偉は「しっかり受け止める」と応じた。副総理・財務相の麻生太郎も記者会見で「教育国債なんて赤字国債とどう違うのか。こども保険の方がよほど建設的だ」と前向き評価。若手議員の「お勉強 ………
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