「第二の森友学園」といわれる学部新設でざわつく獣医業界。獣医を増やして大丈夫なのか。
2017年5月号 LIFE
学校法人「加計学園」(加計孝太郎理事長)グループの岡山理科大学が来年4月、愛媛県今治市に獣医学部を新設することになり、にわかに獣医業界に注目が集まっている。獣医学部の新設は京都産業大学なども希望したが、安倍晋三首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議は今年1月20日、加計学園を実施主体とする獣医学部新設を決めた。獣医学部の新設は1966年以来、実に52年ぶり。加計氏は安倍首相の「腹心の友」のゴルフ仲間。首相の「お友だち」の学園に、今治市は36億7500万円の建設用地をタダで譲渡し、県とともに最大96億円の補助金を出すことを決めた。財務省と大阪府の「忖度」疑惑が取り沙汰される森友学園との対比から「第二の森友学園」と呼ばれている。かつて国は加計学園の獣医学部新設を決して認めなかった。今治市と愛媛県は2007年から14年にかけて15回も構造改革特区での獣医学部設置を申請 ………
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