ネット動画パンクで従量制回帰

アマゾン・プライムやネットフリックス、DAZNで通信量急増。ウェブ広告も曲がり角。

2017年7月号 BUSINESS

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ブロードバンド(広帯域)サービス契約者のダウンロードトラフィック(通信量)が激増、固定系の接続事業者(ISP)が「このままではネットワーク・インフラのコスト増に耐えきれない」と悲鳴を上げている。総務省の資料によると、2015年5月から16年5月までの1年間で日本の総トラフィックは、50.1%の増加を示した。過去10年間を見ると、毎年1割台から3割台の増加だったのが、統計が開示された直近2年間(14~16年)は、各年5割から6割へと増加率が上昇、この傾向は今後も続きそうだ。急増の主たる要因は、ネットの動画サービスの台頭にある。特にHulu(フールー)、ネットフリックス、アマゾン・プライムに代表される定額制で見放題の有料動画サービスのユーザーは、14年末の420万人から16年末は890万人と倍増している(ICT総研資料より)。

ISPは「もう限界」

中でも年間3900円の支払いで配送料が無料になるアマゾン・ ………

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