怒り狂う米サウスカロライナ州のマクマスター知事が「東芝疑惑」調査を命令。トランプ大統領が一目置く共和党の大物だ。
2017年11月号 BUSINESS [万事休すの志賀前会長]
東京証券取引所は10月11日、「東芝の特設注意市場銘柄指定を解除する」と発表した。2300億円の利益水増しで投資家を欺いてきた会社に「お咎めなし」の沙汰が下った。だが東芝問題は終わらない。同日、米サウスカロライナ州議会では東芝が関わった原発建設が白紙撤回された原因を追及する「VCサマー原子力プロジェクト調査委員会」が開かれた。州議会は原発建設計画の白紙撤回の裏に「犯罪的な不正があった」と見ている。東芝にトドメを刺す巨大な疑惑だ。この「疑獄」調査はサウスカロライナ州知事、ヘンリー・マクマスターの命令で始まった。10月2日、筆者はマクマスターが出した命令書を入手した。「(同州で発送電、環境保全事業などを手掛ける州立の公社で、東芝傘下のウェスチングハウス(WH)の顧客だったスキャナ電力の親会社)サウスカロライナ・パブリックサービス・オーソリティー(サンティ ………
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