被害女性の第三者破産の申し立てが認められた。「洗脳的投資集団」の全容が解明される。
2018年3月号 LIFE
伏魔殿の奥へとつながる入り口の扉がようやく開いた。1月18日、ロゼッタホールディングス(板井隆夫代表取締役、以下ロゼッタ)が東京地方裁判所で破産手続き開始決定を受けた。関係者によると、最初の債権者集会は6月をメドに開かれる予定という。それまでロゼッタの関連財産が洗いざらい調べられることになる。ロゼッタは、本誌が書いてきた通り、中高年のイベント団体「Hana倶楽部」を運営するShunkaの飯田正己会長がかつて社長を務め、今も取締役として残る会社だ。Shunkaと一心同体とみられている。Shunkaは水やゲーム機などへの投資と称して、Hana倶楽部の会員の一部約600人を「加盟店」に仕立て、金をつぎ込ませた。加盟店には一般の人からも多額の金を集めさせた。だが、2016年5月、投資額の1~3割と約束した配当や元本の返済が滞り、被害者が警察に駆け込む騒動になっている。本誌は1月号で、 ………
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