プロレス元オーナーが「ソーシャルレンディング」。45億円集めたが、返金わずか3.7%。
2018年4月号 DEEP
仮想通貨、フィンテック、シェアリングエコノミー……など経済の新潮流を「お金2.0」と呼ぶ。金融の概念を変える刺激に満ちてはいるが、化けの皮が剝がれてきた。仮想通貨NEMの流出騒動に続き、今度はソーシャルレンディング運営会社「みんなのクレジット」(みんクレ)が事実上破綻したのだ。ソーシャルレンディングとはネットで資金を集めるクラウドファンディングの一形態。ウェブサイト上で投資家から出資を募り、事業者向けに資金を貸し付ける。みんクレのような運営会社はその仲介を行うが、融資先は銀行などから資金を得られない業者が多く、リスキーな半面、高利回りが期待できる。各社とも予定利回りが5%を超え、10%を超えるものもあり、ゼロ金利時代にはハイリターンに見える。2015年5月設立と後発のみんクレは、最大14.5%を売り物に、投資家へのキャッシュバックキャンペーンなどで人気を集 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。