岡野スルガ銀行「主犯」の仮面

「元気な地銀」の詐欺商法。組織ぐるみの歴然たる証拠が続々。森長官の顔に泥を塗り、霞が関に激震走る。

2018年7月号 BUSINESS [森金融庁の「優等生」]

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首都圏を中心にシェアハウスを運営する不動産業「スマートデイズ」の放漫経営が招いたと思われた「かぼちゃの馬車事件」は、物件融資を行ってスマートデイズを支え、サブリース事業を主導した「スルガ銀行事件」の様相を呈してきた。まずは、スルガ銀行員と販売会社担当者との対話アプリ、LINEでのやり取りをごらんいただきたい。行員「エビ(エビデンス=資産証明)どう?」行員「まだなら5700万円に変更してほしい」行員「今日夕方までには提出求められてるから」担当「ただ今作成中です。5700万円、承知致しました」融資額が大きく、上層部から5700万円の資産証明を求められた行員が、担当に変更(通帳の改竄)を求め、それに担当が応じたという証拠だ。

「かぼちゃ」以外の業者も使う

次は別の行員と別の担当とのやり取り。行員「エビ、どこか教えて」担当「みずほ(銀行)とSMBC(三井住友銀行)」行員「○×(本文実名)さん、 ………

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