2018年7月号 POLITICS
事実上の与野党対決となった新潟県知事選(6月10日投開票)は自民・公明両党の全面的な支援を受けた花角英世氏が、5野党の推薦を受けた池田千賀子氏に3万7千票差で競り勝った。花角氏の勝利は創価学会が「勝つために本気で戦った」(学会幹部)ことが決め手になった。原田稔会長のほか、菅義偉官房長官と強固な信頼関係を保つ佐藤浩副会長が2月の沖縄県名護市長選に続いて現地入り。組織選挙を徹底させた。公明党は昨年10月の衆院選で29議席、6議席減の苦杯を舐め「来年の統一地方選と参院選では後援会名簿の提供を含む全面的な支援を自民サイドから得る必要があった」(官邸筋)が、公明・創価学会は新潟の勝利により、官邸と自民に最大限の恩を売ることに成功したのである。一方、「野党統一候補」の勝利によって森友・加計学園問題で支持率が低迷する安倍政権に追い打ちをかける目論見だった野党側は ………
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