なんとシリア政府の「広告塔」に、公金2億円を丸投げ。ズサン報告書追及に逆ギレした。
2018年7月号 GLOBAL
開いた口がふさがらない。日本の非政府組織(NGO)によるシリア難民支援の不正第二弾と目されるNGOの居直りと二枚舌には呆れるほかない。「FACTAに情報が洩れている。事務局の責任は重い」5月30日、政府、経済界、NGO47団体で構成される支援組織「ジャパン・プラットフォーム」(JPF)の理事会で、特定非営利活動法人「ADRAジャパン」の橋本笙子理事・事業部長は事務局長の解任を訴えた。その直前に本誌には「弁解のしようがない」「シリア支援の難しさを痛感した」などと殊勝な顔で釈明したのを忘れたかのようだ。ADRAは2014~15年にかけ、シリアのアサド政権支配地域で人道支援活動を行った。JPFを通じ3899万円と1億2897万円の2事業で、計1億7千万円弱の規模である。すべて政府支援金だけに、ガイドラインでは終了から4カ月以内にJPF事務局に報告書を提出しなければならないが、最初の事業は内容が不 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。