2018年8月号 POLITICS
埼玉県議会で圧倒的多数を握る自民党県議団が7月6日、全国知事会を相手に「条例違反の事態を追認しているに等しい」などとする決議案を出し、賛成多数で可決された。きっかけは4月、全国知事会が上田清司埼玉県知事を、過去最多の35人の知事の推薦で会長に選んだことだった。上田氏は2003年の初当選の翌年、自ら「3期を超えて在任しないよう努める」などとする「在任期間に関する条例」を提案して、議会はこれを議決した。ところが、15年にはこれを自ら破って4選に出馬して当選した。今回の決議は、これについて「選挙に勝てば知事自らが提案し、議会が議決した条例を守らなくてもよければ、地方自治には首長の是非を問う首長選挙だけあればよく、議会と議員は不要になる」と批判。「全国知事会の認識を問う」と、知事会にも矛先を向けた。18年度予算を審議した2月定例会では、特別養護老人ホーム(特養 ………
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