ユニバーサルを追放された岡田和生氏が、香港の汚職捜査機関に捕まり、逃げたら国際指名手配。
2018年10月号 DEEP
追放劇から1年余り。ユニバーサルエンターテインメントの創業者、岡田和生前会長(75)が香港の魔界に沈もうとしている。宿願だったフィリピンでの大型カジノ進出も果たした超ワンマン経営者の命運は風前の灯火だ。7月30日、岡田前会長は現地の汚職捜査機関ICACに逮捕された。関係者によると、その日、岡田前会長は呼び出しを受け、パスポートを押収された上で10時間近く事情聴取を受けたという。容疑は複数の贈収賄事案。病気治療を理由に岡田前会長は当日中に保釈され、2週間後には法的手続きを経てパスポートも返還されたが、厳しい条件が課された。ICACの召還に必ず応じ、月1回は香港に滞在することが求められたのだ。守られない場合は国際指名手配される恐れもあるという。じつは香港入国時から周囲には不穏な空気が漂っていた。7月20日頃、岡田前会長は韓国人の愛人とともに羽田から出国。同じ便 ………
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