幹部からヒラまで日大「私物化」人事

2018年10月号 DEEP

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 8月24日に日本大学臨時理事会で「反則タックル事件」で懲戒免職となった内田正人氏(元アメフト部監督)に代わって、元理工学部長の越智光昭氏が常務理事(総務担当)に選ばれた。今年6月まで学校法人の常任監事(筆頭)を務め、任期満了で退いた越智氏を急きょ評議員に選任し、常務理事に抜擢したのは、田中英壽理事長に他ならない。「越智さんは、理事長夫人の優子さんが経営するちゃんこ料理屋へ足繁く通い、気に入られた。理事長の後押しで理工学部長に選ばれ、日大事業部の取締役を務め、その後も監事として重用された。理事長に心酔した彼は、何でも言うことを聞くから『日大一のイエスマン』と揶揄されてきた」(本部職員)2010年に田中理事長の肝いりで発足した日大事業部は、大学の完全子会社。事業活動を通し、その収益を大学に寄付・還元する目的で設立されたが、内実は「各学部から物品 ………

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