オフレコ懇談から締め出し。地方紙に影響力を持つ「リベラルの砦」の鼻をへし折るチャンス。
2018年12月号 LIFE
「何回もこの公の場で申し上げていますが、共同通信は全くアクションをとっておられません。私は毎回、記者会見で質問が出た他の案件については誠実にお答えをしているわけですから、共同通信にも誠実な対応をお願いしたいと思います」ああ、またか──。10月16日、世耕弘成経済産業相の定例記者会見に集まった多くの記者から溜息が漏れた。共同通信の「特ダネ」を巡る世耕氏との「大バトル」が異例の長期戦と化している。事の発端は9月2日に共同が配信した記事だ。「原子力発電所を持つ電力会社10社が、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を再処理して再び燃料として利用するための費用の計上を、2016年度以降中止していたことが分かった」──。電力各社が費用計上を止めたため、事実上、核燃料であるMOXの再処理を断念した、と決めつけたのだ。
一方、経産省の見解は異なる。使用済み燃料の再 ………
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