業界ぐるみの不正が横行。規制なく野放し状態。「マンション改修設計コンサルタント協会」も信用できず。
2019年2月号 LIFE
分譲マンションにお住まいの方なら「修繕積立金」と聞いてピンとくるだろう。管理費とともに毎月支払っている費用で、10~15年周期で実施する大規模修繕などの原資になる。ところが、住民がコツコツと積み立てたその修繕積立金が業者によって食い荒らされているという。それも一部の悪質な業者によるのではなく、業界ぐるみで不正が行われているというから事態は深刻だ。
修繕積立金を巡る問題は2016年11月に一部の業界団体が内部告発的に「不適切コンサルタント問題への提言」を発表し、17年1月には国土交通省がマンション管理関連団体向けに相談窓口を周知するよう通知を出すに至った。その後、週刊ダイヤモンドやNHKなどでも不正の構図が詳しく報じられたが、「業界は変わらないままだった」(工事業者)。昨年12月に日本経済新聞や週刊東洋経済が直近の実態を相次いで報じ、再びこの問題に注目が ………
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