2019年3月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
2011年3月の東京電力福島第一原発事故からまもなく8年。同原発を訪れる視察者が増え、18年度は目標値1万5千人に達する見込みだ。視察できるのは地元住民や原発関係者、自治体関係者などの団体に限られるが、事故当時に比べて放射線量が減少してきたことから、希望者が増えている。原発が立地する他国からの視察も多い。構内では飛散した放射性物質による汚染が低減され、放射能汚染水の入ったタンクは水漏れがあったフランジ型から溶接型に置き換わった。普段着での視察が可能になったエリアもある。そんな中、昨年11月30日に富岡町にオープンした「東京電力廃炉資料館」では、入館者が約2カ月で約6千人に上った。視察の集合場所になっている上、原発から少し離れた富岡駅周辺に立地し誰でも入れるのがこの数字につながっているようだ。同館は東電が「原子力事故の事実と廃炉事業の現状等をご確認いただ ………
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