みずほ系リース会社で興銀系と富士系に溝

2019年4月号 BUSINESS

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みずほフィナンシャルグループ(FG)と丸紅が2月26日にリース事業で提携すると発表した。みずほFGが系列の興銀リースに200億円あまりを追加出資して、持分法適用会社にする。同時に丸紅が興銀リースの発行済み株式の5%を取得する。一方、興銀リースは丸紅子会社のエムジーリースの発行済み株式の50%を取得。エムジーリースは興銀リースと丸紅それぞれの持分法適用会社になるという複雑な内容だ。芙蓉グループの旧富士銀行が一角を占めるみずほFGと、同じく芙蓉グループの丸紅がリース事業で共同戦線を張るという話は一見、自然の成り行きのように見える。しかし一皮めくると、みずほFG内の内紛がなお続いていることが窺える。現在、丸紅の子会社となっているエムジーリースの親会社は、昨年末まで三井住友ファイナンス&リース(SMFL)。丸紅の出資比率は45%にとどまっていた。銀行系列の異なるSM ………

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