本体は黒字を維持しているが、周辺企業群が赤字一色。グループの財務実態はもはや底なし沼。
2019年4月号 BUSINESS
パチンコホール大手ガイア(東京都中央区)の周辺企業群が次々と債務超過に陥っていることが明らかになった。本誌が昨年9月号で詳述したように、同社を巡っては昨年夏、極めて詳細な内部告発文書が各方面にばらまかれ、中古パチンコ機の売買を装った利益水増し疑惑が持ち上がっている。「隠れ子会社」とも呼ぶべき企業群で進行する異常事態は疑惑をますます深めるものと言わざるを得ない。
ガイア周辺企業群の惨状は2月7日付の決算公告で明らかになった。掲載されたのは『日刊工業新聞』。「ビームナゴヤ」「MG氷見」「PAO千里」などずらり並んだ10社の代表者はいずれも大山努氏。ガイアのナンバー3である代表取締役管理本部長を務める人物だ。10社のうち東京所在の6社はガイア本体と住所が同じ。登記簿を調べたところ、いずれの会社にも創業一族の良原哲夫会長と良原武夫副会長が代表取締役として大 ………
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