LIXIL「日本脱出」の証拠

「本社を海外に移す考えはない」。そう嘯く潮田洋一郎は3月27日に六本木で元社長の藤森義明らと密談。変わらぬ二枚舌。

2019年5月号 BUSINESS [次々飛び出す虚偽発言]

  • はてなブックマークに追加

LIXILグループの社長兼CEO(最高経営責任者)を事実上解任された瀬戸欣哉が反撃に出た。4月5日、同社の前身である旧INAXの創業家出身で、LIXILグループの株主でもある伊奈啓一郎と共に株主提案をすると発表した。提案は6月に開かれる定時株主総会で8人を取締役として選任せよという内容だ。8人には瀬戸と伊奈、旧INAX最後の社長でLIXILグループ取締役の川本隆一のほか、米コンサルティング会社アリックスパートナーズの副会長やアクサ生命保険会長などを歴任した西浦裕二、元最高裁判所判事の鬼丸かおるらが含まれている。

会社提案の取締役候補が逃げ出す

瀬戸が取締役候補を自薦したのにはわけがある。先立つ3月20日、英投資会社のマラソン・アセット・マネジメントとポーラー・キャピタル、米インダス・キャピタル・パートナーズ、タイヨウ・パシフィック・パートナーズの4社と伊奈が、CEOに復帰した潮田洋一郎とCOO(最高執行責任 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。