2019年5月号 BUSINESS [インサイド]
因果応報。女性知事初の4期を勤め上げた前北海道知事高橋はるみ(65)のことである。念願叶って7月の参院選北海道選挙区に自民党から出馬する。広大な北海道で16年も顔を売ったのだから当選濃厚だ。通産官僚時代はパッとせず、最終肩書は「経済産業研修所長」なる閑職。国政など夢のまた夢で、知事としても全く実績がないのに、スンナリと、何とも厚遇な再就職にありつけることになった。ところが最近、官房長官の菅義偉や自民党幹事長の二階俊博の不興を買っている。後継知事選びで、しくじった。イケメンでならす前夕張市長の鈴木直道(38)に入れ上げ、自分から声をかけておきながら、国土交通省幹部を擁立する気運が高まると、いとも簡単に乗り換えた。1月、「道内の市町村長が全体として(国交省幹部に)期待し、道議の大半が推した。これは重い」と言明。水面下で経済人らに、反鈴木の声を上げる ………
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