野村の永井浩二CEOに三「大」厄の不徳

2019年6月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

2019年3月期で10年ぶりに1004億円の最終赤字に沈み、役員賞与ゼロや店舗2割減の荒療治を断行中の野村ホールディングスの永井浩二最高経営責任者(CEO)が、本誌4月号(3月20日発売)のスクープ記事「『東証1部選別』野村がリーク」に激怒、「関係した奴は全員クビにしろ」と周囲に当たり散らしているそうだ。日本取引所グループ(JPX)が粗製乱造気味の東証1部上場企業2126銘柄を絞り込もうと、有識者6人の「市場構造の在り方等に関する懇談会」を設けて議論中に、委員の一人である野村総研(NRI)の大崎貞和主席研究員が、内部情報を野村證券のアナリストと営業マンに伝え、稼ぎのネタにする――という漏洩経路が「組織ぐるみ」だった可能性があるからだ。大崎を公認会計士・監査審査会委員に充てる予定だった政府は、本誌報道を受け3月26日に国会承認人事から外した。翌27日付で、大崎は内閣府の規制改 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。