5月4日の「飛翔体」は、難物のロシア製イスカンデルのコピーか。それでも日本は「無条件」で首脳会談へ秋波。
2019年6月号 GLOBAL [挑発「飛翔体」の正体]
5月4日、北朝鮮が軍事挑発に出た。韓国でも3連休の初日である。韓国軍合同参謀本部は第一報で「短距離ミサイル発射」と発表したが、後から「短距離飛翔体」に訂正した。弾道ミサイルとなると、国連安保理の制裁に抵触するため、追加制裁が浮上することを憂慮して修正発表したのだろう。これは想定の範囲内だが、「親北」文在寅政権のドタバタぶりがなんとも見苦しい。翌日、北の国営メディアである朝鮮中央通信、朝鮮労働新聞、朝鮮中央TVの報道が、文政権の立場をさらに追い詰めた。北の報道では、金正恩・朝鮮労働党委員長が、大口径長距離多連装放射砲と戦術誘導兵器を動員した火力打撃訓練を東海岸の現場で直接指導したとして、発射写真まで公開した。この映像でミサイルを発射したことが確実になったからだ。
戦術誘導兵器がTEL(移動起立発射車両)から発射される写真を見ても、なお「弾道ミサ ………
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