「BPOのオーナーは民放連だ」が口癖の古ダヌキ「田嶋炎」

2019年9月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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ねつ造疑惑が報じられた日本テレビの人気番組「世界の果てまでイッテQ!」。7月に放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会が公表した意見書は、「制作スタッフが意図的に計画したものではない」「程度は重いと言えないものの放送倫理違反があった」と結論づけ、「大甘」と世間の批判を浴びた。だが業界内ではほぼ想定内の内容だった。というのも、検証委の神田安積委員長は同番組の制作に関わるプロダクションの顧問弁護士を務める。また鈴木嘉一委員は、日テレの番組審議会委員でもある。神田氏は審議に参加せず、鈴木氏は同局の制作者から事情聴取を行い意見書の方向性を決める小委員会のメンバーから外れたが、これだけでも検証委の第三者性が疑われる。さらに小委員会では、「弁護士の中野剛委員が『イッテQ!』の大ファンで、制作の経緯を説明する日テレ関係者に『そうですよね』と相槌を ………

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