不動産事業に力を入れるソフトバンクグループが、レオパレス問題で苦境のMDIに触手。
2019年10月号 BUSINESS
レオパレス21の違法建築問題で、元凶とされたのが同社創業者の深山祐助氏だ。2006年にレオパレス社長を辞任後、同じビジネスモデルのアパート建築会社MDIを設立し上場を目指していた(本誌4月号で詳報)が、今や風前の灯と囁かれる。レオパレスの発表で「当時の社長からの指示」が明らかになったことで、祐助氏は3月28日付でMDIの代表取締役会長を辞任、取締役も退いた。4月1日には長男の将史氏が代表取締役社長から取締役会長に退く人事も発表された。表向き深山一族を外して火消しを図り、信用回復を狙ったものと思われる。さらにMDIは「当社と(株)レオパレス21は、資本関係、業務提携関係、役員の兼任等一切なく、別会社です」との一文をホームページに掲げ、郷原信郎弁護士を委員長とする検証委員会も調査を開始した。5月の中間報告書時点では施工不備は確認されていない。しかし、そう簡単に不信 ………
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