人殺しやレイプに加担する自然保護団体などいらない。評議員や顧問に名を連ねる著名人たちも「知らなかった」では済まされない。
2019年11月号 LIFE [おぞましき「緑の帝国」]
パンダのロゴで知られる世界最大の自然保護団体「世界自然保護基金(WWF)」。今年3月4日、WWFが資金援助するアジアやアフリカの国々の国立公園レンジャー(密猟監視員)が地元の先住民を拷問、虐殺しているとの衝撃的な調査報道記事を国際的オンラインメディア「バズフィード」が掲載したことで、世界中が仰天した。バズフィードは1年間かけてアフリカとアジアの6カ国で百人以上を取材し、数千ページに及ぶ機密情報を含む資料を調べた。一連の追及記事によると、武装した密猟監視員らが地元住民に暴行を加え、死に至らしめたケースが複数あった。▽ネパールのチトワン国立公園では、監視員らが地元の男性を密猟したサイの角を裏庭に隠していると疑い、拷問した。結局、角は発見されなかったが、男性はそのまま拘留され、9日後に死亡。拘置施設では男性への水責めや殴る蹴るといった暴行が目撃され ………
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