繰り返される朝令暮改。中西会長が「議論百出」と指摘するインターン見直しが、学生の戸惑いを増幅させる恐れ。
2020年4月号 BUSINESS
経団連は3月末に予定する大学側との産学協議会で「1日インターンシップ廃止」を盛り込んだ行動計画をとりまとめる方針だ。「まともな就業体験もない『なんちゃってインターン』」と会員企業からも疑問の声が出ていた1日インターンだが、その横行は3年前に榊原経団連が日数規定を削除したためだとの批判は強い。繰り返される朝令暮改――。就活迷走は続く。
「(1日限りの)ワンデーインターンシップ(就業体験)は実施しない」――。経団連は大学側と就職活動などの在り方を話し合う「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」で、1日インターン廃止宣言を盛り込んだ行動計画の合意を目指す。中西宏明会長も2月の記者会見で「1日ではインターンシップと呼べないのではないか」と疑問を呈した。1日インターンは、文字通り1日のみ開催される就業体験のことだが、「体験」とは名ばかり。単なる企業説明会や ………
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