「(合流協議は)一番近い社民ともくっつけず孤立を深めただけ。独り相撲だった」(衆院野党議員)。
2020年4月号 POLITICS
「投票率が10ポイント上がれば、ほぼ間違いなく政権交代だ」――。立憲民主党が2月16日に開いた党大会「立憲フェス」で全国から集まった地方議員を前に、枝野幸男代表の鼻息は荒かった。ところが国民民主党との合流については「もろく大きな塊ではなく、強力に連携してしなやかにつながるのが目指す政権の姿だ」と事実上の「棚上げ」。枝野氏の意気込みとは裏腹に、野党第1党としての政権交代への具体的な道筋は、党大会を経た今も、皆目見えない。都内で開かれた党大会「立憲フェス」は2017年の結党後3回目。会場内には「子育て」や「働き方改革」「原発」などのテーマを扱うブースが並び、支持者と所属議員が触れ合うイベントが多数実施された。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて会場内での握手は自粛したが、地方議員や支持者など約1200人が集まった。その中には枝野側近として注目を浴びる自治労 ………
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