「今や立憲国対は『安住王国』。毎日首をかしげるような指示も飛んでくるが、怒られるから逆らえない」(野党議員)
2020年4月号 POLITICS
「桜を見る会」問題や後手に回った新型コロナウイルス感染症への対応で各社世論調査の内閣支持率が軒並み下落する中、「我が世の春」とばかりにご機嫌麗しい野党の御仁がいる。立憲民主党国会対策委員長の安住淳(58)だ。その強権型の政治手法を永田町で知らない者はいないが、剛腕を通り越し、看過できない「事件」に発展している。「くず、0点、出入り禁止」――。2月4日の昼ごろ、国会内にある立憲民主党の控室の扉に、こう殴り書きされた日本経済新聞朝刊の切り抜きが貼り出された。「採点」されたのは日経含め全部で6紙。読売新聞は「ギリギリセーフ」、産経新聞は「論外」。一方、東京新聞は「すばらしい!」と礼賛され、朝日新聞と毎日新聞の記事には花丸が書かれていた。この日の各紙政治面は、衆院予算委員会で始まった新年度予算案の初日の論戦がテーマだった。朝日や毎日が野党の奮闘ぶりを伝 ………
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