朝日社長「次は中村、その次は角田」

第一次渡辺政権の股肱之臣を放逐し、中村史郎を副社長に大抜擢。「本能寺の変」が起きるかも。

2020年5月号 DEEP

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朝日新聞社社長の渡辺雅隆はまたしても居座った。社員支持率は1%しかないが、どこ吹く風である。6月には第一次渡辺政権の顔ぶれを入れ替え、第二次政権を組閣する。いま辞めたら会社提供の社長公邸、5千万円の年収、使い放題の交際費がなくなる。だからしがみつく。かくして愚鈍経営が支配する。朝日新聞社は3月30日の取締役会で6月24日の株主総会でかける役員人事を決めた。役員人事は通常は4月下旬だが、それよりも1カ月も早めた異例の内定である。その意図は大阪社会部(大社)出身という傍流ながら、在任5年を超える渡辺が自信をつけ、人事権の行使によって地位の安泰を図ったことにある。目玉の一つは、中村史郎執行役員編集担当(政治部)をいきなり「副社長」に大抜擢したことにある。朝日における副社長とは、渡辺誠毅社長時代に後継を争った一柳東一郎(政治部)、伊藤牧夫(社会部)以来絶え ………

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