かつて東京スター銀行の大株主だった 藤澤氏の宿願は国内で銀行を持つこと。 荒っぽいやり方で成就するのか。
2020年6月号 BUSINESS
Jトラストを率いる藤澤信義氏がこんどは不動産会社プロスペクトに手を突っ込んでいる。同社を巡っては昨年来、経営陣と大株主との間で対立劇が進行中。言ってみれば、他人の喧嘩に割って入った形だ。プロスペクトの前身はマンション分譲のグローベルス。かつては大京の傘下にあったが、10年前、カーティス・フリーズ氏率いる投資ファンドに支援を仰いだ。同氏はモルモン教の宣教師として来日後、証券マンに転じたという経歴の持ち主。その下でプロスペクトは投資業や再生可能エネルギー事業などに多角化した。が、四半期報告書の提出遅延など経営は混迷し、フリーズ氏は一昨年12月に社長を引責辞任。翌年3月期の業績は散々で84億円もの最終赤字に転落する有り様だった。挙げ句、起こったのが大株主、伸和工業(大阪市)との対立である。同社は太陽光発電を手掛け、もともとは再生エネ事業進出のため6年 ………
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