怪しげなコロナワクチンや薬が続出。開発企業の会見に鳩山由紀夫がリモート出演。
2020年7月号 BUSINESS
5月18日、バイオベンチャーの米モデルナが、開発中の新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験について、第一相試験の結果を公表した。安全性を確認する初期段階の小規模な治験ながら、抗体が確認されたとして「有望な結果を示した」とした。これを受け通信社や日本の新聞社も「免疫反応の有力な兆候がでた」と大々的に報じた。
同日には株価が20%上がり、80ドルで取引を終えたが、その直後、モデルナは1株76ドルで1760万株を売り出すと発表した。調達額は総額で13億ドル、日本円にして約1400億円にものぼる。すると翌19日、そもそもの治験結果に対し、医科学メディアの「STAT」が、専門家の声を紹介する形で「ワクチンの有効性を評価するには、データが不十分」と指摘した。実際、モデルナの治験では参加者45人に対して抗体が検出されたのは8人のみ。それ以外の反応は公表されておらず、8人は年齢も ………
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