「東京ミネルヴァ法律事務所」破産に関連。岐阜市の有力アパレル「破綻劇」から目が離せない。
2020年9月号 DEEP
前号で報じた「東京ミネルヴァ法律事務所」の破産に関連してもう一つの破綻劇が一部で注目されている。東証2部のRVHの傘下にあったアパレル会社がグループ離脱後わずか13日で破産した件がそれである。焦点の会社は「ラブリークィーン」(岐阜市)。女性用フォーマルが主力で、地元では有力企業だった。経営不振に陥った同社は2018年2月、株式交換方式によりRVHの傘下に入る。RVHはここ10年ほど仕手銘柄として知られる会社で、脱毛エステ「ミュゼプラチナム」や美容エステ「たかの友梨ビューティクリニック」など、やはり株式交換方式で大型買収を次々と繰り広げていた。その手始めとも言えるのが東京ミネルヴァに強い影響力を持っていた広告代理店「DSC」だった。他方、新株を大量発行した挙げ句、RVHは前出のミュゼなど買収企業をなぜか数年で次々と放出してもいる。そんな中、ラブリークィーンを売却 ………
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