文在寅が急ピッチで軍拡を進めるのは、駐韓米軍から「戦時作戦統制権」を取り戻したいから。
2020年10月号 POLITICS
韓国は8月10日に発表した2021~25年の国防中期計画で、今後5年間に国防費301兆ウォン(約27兆円)を投入すると明らかにした。増加率は年平均6.1%で、一方の日本は同1.3%。この5年間に韓国の国防予算は日本を追い越す。国力や人口で日本に劣る韓国が国防予算を猛烈な勢いで積み増していることに日本国内の能天気な左派勢力は無関心だ。逆に「日本の防衛予算が周辺国の警戒心を呼び起こし、東アジアの緊張を高める」とお門違いの自虐的批判を繰り返す。米軍事力評価機関のグローバル・ファイヤーパワー(GFP)が7月に発表した2020年国別軍事力ランキングで韓国は138カ国中6位だった。GFPは人口や兵力、兵器数、国防予算など50項目を総合して軍事力指数を算出し、指数が0に近いほど軍事力が高い。核兵器保有は評価基準に含まない。韓国の指数は0.1509で昨年の7位から1ランク上がった。1位は米国、2位はロ ………
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