11月14日に開く臨時党大会で、 立憲民主党への合流が否決されたら、 吉田幹事長、吉川副党首は離党必至。
2020年11月号 POLITICS
「もはや分裂するエネルギーすら残っていない」――。社民党は10月1日の常任幹事会で、立憲民主党との合流の是非について議論する臨時党大会を11月14日に開くと決めた。合流推進派と党大会阻止を目論む反対派の協議は噛み合わず、最後は異例の多数決となった。出席者の1人は「党の命運を左右する決定的な場面なのに、何ともしらけた雰囲気。党勢を象徴する光景だった」と語る。「決定は早すぎる」と最後まで抵抗したのは福島瑞穂党首だった。福島氏を中心にまとまる反対派は「統一と団結を守りたいが、党大会で議論すれば難しくなる」と党分裂にまで言及。合流派が「それは脅しだ」と切り返す堂々巡りの議論が続いた末、採決では吉田忠智幹事長、吉川元・副党首が賛成に回り、4対3の僅差で開催が承認された。社民と立憲民主の合流を巡っては、2月の社民党大会で合流協議の継続を盛り込んだ議案を採択済み ………
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