グーグル唖然「バイデン大統領」

「バイデン当確」に沈黙するグーグル。左派を繋ぎ止める「テックラッシュ」は変わらない。

2020年12月号 BUSINESS

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史上希に見る接戦を前副大統領のジョー・バイデンが制した米大統領選。11月7日に米メディアがバイデンの当確を報じると、ネット空間も支援者の喜びの声で埋まった。アマゾン・ドット・コムの最高経営責任者(CEO)、ジェフ・ベゾスをはじめとする米IT(情報技術)業界の大物もこの輪に加わったが、「常連」は不在だった。

好機に「十八番」を封印

グーグルと同社の親会社であるアルファベットのCEOを兼務するスンダー・ピチャイである。同社は社員の自由な発言を尊重し、社会問題に対して意見を表明することを奨励してきた。ピチャイも黒人問題などについて積極的に発言してきたが、大統領選の結果については沈黙を貫いた。副大統領に就くカマラ・ハリスはグーグルが本社を置くシリコンバレーに近いカリフォルニア州オークランド市で生まれ、実母はインド出身だ。「大学留学で米国に来るまで、パソコンを日常的に使える環境に ………

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