昨年11月から成田空港近くの山林開発をネタにカネ集めを始めた。用心に越したことはない。
2021年2月号 BUSINESS
本誌が2020年8月号などでたびたび不透明さを指摘してきた不動産投資商品「みんなで大家さん」で新たな動きがあった。不振ショッピングモールをアグリ技術開発拠点と称しての出資金集めなどに続き、昨年11月から募集を始めたのは成田空港近くの山林である。営業者の都市綜研インベストファンド(大阪府吹田市)や販売代理人のみんなで大家さん販売(東京都千代田区)が開設するホームページによると、新商品は空港北西に広がる45.5万㎡の開発用地の一角を投資対象とするもの。開発業者からの賃貸収入を基に年7%の想定利回りを謳う。「シリーズ成田1号」の募集額は約20億円、同じく「2号」は約23億円。ただし、それぞれの投資対象面積は1484㎡と1675㎡に過ぎない。確かに、都市綜研インベストファンドの親会社にあたる共生バンク(東京都千代田区)は19年10月、空港から目と鼻の先にある小菅地区の45.5万 ………
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