社外に去った前社長が、マネロンまがいの資金取引に手を染めていた驚愕の事実が明るみに。
2021年3月号 BUSINESS
兜町の泡沫証券会社で異変が起きている。舞台はロックハラード証券。営業収益1億円ほどで外務員合わせても総勢10人足らず、東証の取引参加者でもないミニ証券会社だ。ただ、本誌が昨年12月号で乱脈経営を指摘した五洋インテックスに深く関わっていることで知られる。異変とはこういうことだ。昨年10月30日、同社で突然の刷新人事があった。新社長に就いたのは外部からやって来た安永博幸氏。仕手筋御用達とも囁かれたヤマゲン証券(現マディソン証券)でかつて社長を務めていた人物だ。はじかれる形で西岡正城社長は辞任、12月25日には取締役からも降り、社外に去った。同氏は昨年3月末で個人会社と合わせ株式3割を握るオーナー的立場だったから、じつにきな臭い動きといえた。この政変劇の背景として浮かび上がって来るのは、西岡氏が損失補填を約束した上で借名口座を使ったマネーロンダリングまがい ………
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