東証1部上場企業だが、平成バブルの亡霊のような存在。「三顧の礼で迎え入れた」というが。
2021年4月号 LIFE
2月10日、ある有力OBの移籍先を巡り日本経済新聞社の関係者間でさざ波が広がった。その去就が注目されていたのは昨年11月まで経済部長兼『日経フィナンシャル』編集長だった矢沢俊樹氏。常務執行役員経営企画本部長との肩書で移った先は、あろうことか、あの宮越ホールディングス(HD)である。1992年入社の矢沢氏は花形の経済部を歩み、2004年には三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスの統合をスクープし、新聞協会賞を受賞。社内では岡田直敏社長(3月25日付で会長)の覚えがめでたく、他の有力記者ともども「岡田三羽ガラス」と呼ばれた。経済部長と同時に『日経フィナンシャル』の初代編集長に抜擢されたのは昨年4月。将来の社長候補と目された。ところが昨年11月下旬、矢沢氏は突如、依願退職してしまう。その真相は謎だが、社内での女性ハラスメント問題が一因だったともされる ………
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