号外速報(3月28日 08:10)
2021年4月号 BUSINESS [号外速報]
4月上旬に米国で予定される日米首脳会談――。バイデン新大統領と直接対面する初の外国首脳に菅義偉首相が選ばれ、首相官邸は意気揚々としていると思いきや、予想もしない懸案が持ち上がり頭を抱えている。楽天が中国のネット大手、騰訊控股(テンセント)の子会社から約650億円(3.65%)の出資を受けることが、日米首脳会談で槍玉にあがる恐れがあるというのだ。関係省庁は大慌てだが、事態の収拾は容易でない。
楽天は3月12日、日本郵政などを引受先として、第三者割当増資で計2423億円を調達すると発表した。昼のニュースですっぱ抜いたNHKが「楽天、郵政と資本提携」と報じたことに引っ張られ、楽天と郵政の関係強化の意義ばかり喧伝されたが、このニュースを見た政府関係者は驚愕した。引受先にテンセントの子会社が含まれていたからだ。「外為法は大丈夫なのか」――。昨年5月に施行された改正 ………
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