ケビン・リー氏と門田泰人氏はローン・スター時代の同僚。荒っぽい手口で売り出し中。
2021年7月号 BUSINESS
デフォルトが懸念されていた不動産会社のユニゾホールディングスは、一部の資産を担保に入れることで5月末が償還期限の社債を返済した。ひとまずヤマ場を乗り切ったが、次は11月に償還期限の来る社債(100億円)が待ち構えている。「社債を保有するファンド筋は虎視眈々と会社更生法の申請を狙っている」(金融筋)ため、経営の先行きは予断を許さない。もともと潤沢な資産があり、一昨年、HISによる敵対的TOBをかけられるまでは含み益を加味した純資産に対する株価の倍率は不動産企業の平均を遥かに下回り、資産をだぶつかせていることが批判の対象だった。そのユニゾがデフォルト懸念に陥ったのは、米ファンドのローン・スターが約2060億円のカネを出し、従業員によるバイアウト(EBO)を後押ししたから。その後、約半年でローン・スターはユニゾから2700億円近いカネを吐き出させ、その大半を懐に入 ………
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