見逃せないのは在日中国人ネットワークにまとわりつく後ろ暗い人脈。陰に1人のキーマン。
2021年9月号 BUSINESS
「日経や読売の幹部が『どうなってるんだ!』と騒いでいる」関係者がそう話すのは、7月下旬に突如表面化した東京機械製作所株の買い占め劇である。同社は1888年(明治21年)発足の歴史ある会社。年商100億円余りだが、新聞印刷用輪転機では国内トップだ。冒頭の全国紙はもとより、『赤旗』の印刷を手掛ける共産党系のあかつき印刷まで、幅広く機械を納めている。買い占めによって輪転機のメンテナンスに支障は生じないのか――。各社が懸念するのはその点だ。買い占め側の素性や真意を探ろうと、日経や読売は自社の記者らに情報収集を急がせているという。一体、誰が何の目的で絵を描いているのか。それを知るには茫漠たる在日中国人ネットワークに足を踏み入れる必要がある。買い占めの先鋒を務めるアジアインベストメントファンドは東証2部の投資会社アジア開発キャピタルの子会社。大量保有報告書によ ………
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