大谷は、日本人投手として最初に野球の殿堂入りしたいと発言していた。ならば30代半ばで投手に専念すべきだろう。
2021年11月号 LIFE [人物像は正反対]
アメリカメジャーリーグベースボール(以下、大リーグ)は、程なくナショナルリーグとアメリカンリーグの覇者が激突するワールドシリーズが幕を開ける。ワールドシリーズが終われば、ファンの目は今シーズンのさまざまな栄誉にどのプレーヤーが選出されるかに移る。最高栄誉はMVP(最優秀選手賞)だが、ア・リーグはロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平に決まるだろう。投手で9勝し、打者として46本塁打、100打点を記録した選手は過去にいないからだ。そして何より投手・打者二刀流による活躍のインパクトは計り知れないほど巨大だった。大谷は今シーズン「ルース以来の記録達成なるか」と、はやされ続けてきた。ベースボールの神様と言われたベーブ・ルースが103年前に記録した二桁勝利、二桁本塁打のことだが、残念ながら1勝及ばなかった。しかし、ルースのこの記録に並べるのは、やはり大谷しかなく ………
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