号外速報(12月14日 07:40)
2022年1月号 POLITICS [号外速報]
「この感染症は自滅したのではないか」そんな楽観論すら出ていた空気が一変した。新型コロナウイルスの新変異「オミクロン株」の出現によって、だ。海外で感染者急増が相次ぎ、現下の主流「デルタ株」と同等か、より強い感染力を持つ。重症者が「それほど確認されていない」との報道もあるが、新変異株の流行はもはや不可避。甘く見るのは間違いだ。
決断力があるように見えない岸田文雄首相だが、オミクロン株出現に早々と「全外国人の新規入国禁止」を打ち出し、世間の受け止めは上々。対照的に冴えないのは尾身茂氏が率いる新型コロナウイルス感染症対策分科会だ。菅義偉前政権における鋭い舌鋒は影を潜め、音沙汰がない。「幽霊病床」への甘い対応などが祟り、世間からソッポを向かれる有り様だ。 尾身分科会の躓きは21年夏のコロナ「第5波」対応から始まった。国内全域でデルタ株が猛威をふる ………
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