深層スクープ! 千葉の名門医療グループ「心和会」が経営危機/地元自治体と千葉銀行の苦衷

号外速報(4月13日 12:00)

2022年4月号 BUSINESS [号外速報]

  • はてなブックマークに追加

千葉の名門医療グループ「心和会」(四街道市)が危機に陥っていることがわかった。満州などで従軍した軍医の荒井元吉氏が終戦直後に四街道市で診療所を開業したのが心和会のはじまり。現理事長の荒井宗房氏は3代目である。地域の中核的な総合病院である「新八千代病院」(八千代市、295床)、精神科専門の「八千代病院」(同市、422床)、リハビリ専門の「成田リハビリテーション病院」(成田市、100床)のほか、人間ドックとフィットネスクラブ、スパ、レストランなどを融合した医療リゾート施設を東京都江東区、千葉県柏市、八千代市、沖縄県宮古島市で展開しており、2021年3月期の売上高は90億円に達する。

東大医学部卒の理事長が「過剰投資」

荒井理事長は1979年生まれ。「三兄弟の末っ子だが、いちばんデキがよかった」(知人)。開成から東大医学部という超エリートコースを歩んだ。病院経営について学ぶためBBT大学大学院でM ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。