コロナ対策専門家有志が「暴発」提言/尾身分科会は「政権運営のガン」/「解体的見直し」に踏み切るか

号外速報(8月08日 07:30)

2022年8月号 LIFE [号外速報]

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一体、我々は何を見せられているのだろう――。新型コロナの「第7波」がかつてないほど拡大する中、岸田政権は相変わらず後手後手、無策だ。一方、感染症対策を助言するコロナ対策分科会専門家らは、政府はおろか分科会内でさえ調整がつかない生煮えの「提言」を暴発気味にぶち上げた。2年半を超えるコロナ禍における、かかる面々の「リスク・コミュニケーション」不全は如何ともし難い。その惨憺たる迷走に、国民世論はもはや無関心になりつつある。

失態の極みは「検査体制の瓦解」

岸田政権の「第7波対策」の失敗は言うまでもない。重症化率が低いことにあぐらをかき、医療提供体制もワクチン接種も、特段の対策を取らず「運任せ」「風任せ」でやりすごしてきた。失態の極みは「検査体制の瓦解」だ。昨年の「第5波」や今年初めの「第6波」では、各地で検査キット不足が問題化し、無料検査拠点もあっという間に予約で満杯になった ………

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